こんにちはリュースケです
今回は環境認識能力について解説していきたいと思います。
環境認識能力を身に付けることができれば、トレードの幅が大きく広がり損失も減らすことができます。
後述しますが、簡単に説明すると前のめりになったトレードに対する気持ちを正しい位置に引き戻すということです。
ついつい含み損を抱えてしまったり、想定した予想とはかけ離れた方向へと進んでいる場合などはメンタルを正常に保てなくなってしまいます。
すると視野がどんどん狭くなっていき、次にする選択も良い判断ができなくなり負の連鎖を生み出していくことになります。
エントリー前の初心に戻るためにも環境認識は必要不可欠なものだと思います。
この記事はこんな方におすすめ
- 環境認識能力ってなに?
- 相場分析となにが違うの?
- エントリーポイントに確信を持ちたい







- メンタル面の負荷を減らすことができる
- エントリータイミングに自信を持てる
- チャートを読む力が向上する
本記事の内容はもくじよりどうぞ
相場分析と環境認識の違いは?






相場分析
- トレンド方向の確認
- ボラティリティの解析
- 今後の可能性
未来を予想する感覚
エントリー前のポイントを探すこと
環境認識
- トレードすべき状態・状況かを判断
- 利益を狙えるタイミングがあるか確認
- 相場環境に照準を合わせる
今の状態を判断する感覚
エントリー直前のタイミングを確認していくこと
相場分析と環境認識の違いは、大きく分けると「未来」か「現在」かで区別することができます。
相場分析は少し先の未来を予想するためのもので、環境認識は今現在の相場状況がどんなものなのかを判断することです。
相場分析でエントリーポイントを絞りこみ、環境認識でエントリータイミングを見計らうという感覚でOKです。
環境認識どうやるのか






ポイントは大きく分けて3つあります。
環境認識ポイント3つ
- 大きなトレンドを把握する
- 節目のポイントを再確認する
- エントリータイミングを見計らう
上記3つを行うことができれば、環境認識を完全にマスターすることができます。
大きなトレンドを把握する
大きなトレンドとはどういうことかというと、長めの時間足を確認してトレンドの方向感を把握することです。
スキャルピングトレードを行っているからといって、1分足・5分足だけのチャートしか確認していない場合は危険です。
1日に1回だけでもいいので、日足・週足と確認することでトレンドが転換していないことを把握することができます。
実際にトレードする時間足と上位の時間足含め4つくらい確認しておけば、だいたいのトレンド方向感を確認できます。
例えば
デイトレードの場合
メイン時間足 【30分・1時間足】のどちらか
上位3つの時間足 【4時間・日足・週足】
上記のように最低4つの時間足を確認することをおすすめします。
これは”マルチタイムフレーム分析“という分析方法でもあり、相場を攻略するのに必須になりますので詳しくは下記記事をご覧ください。
マルチタイムフレーム分析について


節目のポイントを再確認する
節目のポイントというのは、大きくレートが動きそうなターニングポイントみたいな箇所がないのかを把握しておく必要がありますね。
あえて再確認としたのは、エントリー前の相場分析でポイントを絞りこむ際にも一度見ているはずですので再確認としています。
- 重要な経済指標が控えていないか
- 00ポイントが近づいていないか
- チャートパターンを形成していないか
- サポートライン/レジスタンスラインは把握できているか
重要な経済指標が控えていないか
経済指標は何時何分に国の情勢がどうなのか発表しますよ!というやつです。
発表するのは良いですが、正直まったく予想ができないものと考えておくのが良いです。
経済指標に関する分析は”ファンダメンタル分析“という分類に分けられますので、下記記事を参考にどうぞ↓
ファンダメンタル分析についてはこちらをどうぞ


00ポイントが近づいていないか
いわゆる”ドル円110.00円”や”ユーロ円120.00円”というような目に見える節目の価格には、注文が集まりやすくなっています。
110.00というレートに近づいてくると急に反発したり、抜けたら一気に値が進むこともあります。
キリの良い数字が近づいているときは注意して見ていく必要があります。
経験値を生かすには
他にも経験上抵抗が大きい場所などは気を付けるべきです。
FXにおいて経験が生かされるのは、以前に引っかかった価格を思い出すことができて対策を打つことができることにあります。
チャートパターンを形成していないか
チャートパターンが形成し始めている場合は、節目になる可能性が高いです。
チャートパターン通りにいくとは限りませんが、チャートパターンを利用した取引が多くなることは予想ができます。
取引量が多くなると価格変動が大きくなりターニングポイントを迎えることは間違いありません。
チャートパターンについてはこちらもCHECK


サポートライン/レジスタンスラインは把握できているか


レンジ相場
サポートラインやレジスタンスラインは大きな節目になることが非常に多いです。
またそのラインをきっかけにトレンドが形成され、流れが大きく変わっていくことがあります。
必ず何かが起きるとは限りませんが、大勢のトレーダーが意識しているラインでもありテクニカル分析的にも方向を予想されやすかったりしますので絶対に把握しておかなければなりません。
ここに注意
“ダマシ”といったラインを使った機関投資家などの戦略もありますので、ラインを越えてきたからといって値が大きく進行するわけではないことは頭に入れておきましょう。
“テクニカル分析”についてはこちらもCHECK


タイミングを見計らう
最後に行うのは”エントリータイミング”を見計らってポジションを持つということです。
時間足をどんどん狭くしていき、実際の値動きの感覚を理解していきます。
step
1大きなトレンドを見抜く
step
2節目のポイントを調べる
step
3タイミングを見計らう⇐今ここ
あとやることは相場分析で行っているエントリーに近づいてきたら、エントリーしてポジションを保有するだけです。
エントリータイミングについては下記記事をどうぞ↓


環境認識を生かすためにはシナリオを描く
シナリオとはエントリー~決済までのストーリーを考えるということです。
もちろん想定通りにいくことはないと思いますので、様々な何通りものシナリオを想定しておくことで対応していくことができます。
FXはメンタルとの戦いですので、ここの対策を取ったら取った分だけ有利にトレードを進めていけることは間違いありません。
トレンドーレンジーブレイク
基本的に相場の流れというものは、この3つで形成されていきます。
相場の流れ
大きなトレンドがあり
レンジでいったり来たりして
たまにレンジを突き破りブレイクする
これらを利用してシナリオを描いていきましょう。
ブレイクが始まりトレンドが形成されたらエントリーするのか。
はたまたレンジ相場が形成されたら、そこの範囲で繰り返し利益を狙うのかは自由です。
やるべきこと
- レンジ狙いでブレイクされたとき
- トレンド狙いで急に反転したとき
- ブレイク狙いでダマシにあったとき
上記のように想定しておくべきことは、たくさんあります。
パターンを用意した分だけトレードに自信を持てることは間違いありません。
他人の情報ではなく自分の分析力を信じる
相場分析記事や来週のチャート予想などの情報は、ネットの中には無限に転がっています。
参考にしたり勉強する分には問題はありませんが、鵜呑みにしてトレードを行うのは非常に危険になってきます。
たとえその分析が合っていようが間違っていようが、誰も責任は取ってくれません。
自分にとって何も得るものがなくなってしまいますので、せめて自分で分析。検証を行うことで後悔ないトレードを行っていきましょう。
また自分で考えることでトレード技術の向上につながり、次のトレードにも生かしていくことができます。
思考停止でトレードを行うための環境認識
相場は一瞬の判断が結果に大きな影響を与えてきます。
しかし事前に環境認識を行っておけば”思考停止”でエントリーまでたどり着くことができます。
効率の良いトレードを行っていくことで、利益に直結していきます。
まとめ:環境認識をやるだけでトレードが楽になります
環境認識まとめ
- トレードすべきか判断するために行う
- エントリーを見送ることもできる
- 節目のラインの強さも把握できる
- 相場に対応していくことができる
- 生かすにはシナリオを描く
環境認識を行うことでメンタル面やトレードの負担を、軽減させることができるのは間違いありません。
この記事のことを実践することで、楽なトレードをしてできるだけ簡単に利益を狙っていけるようにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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