こんにちはリュースケです
今回は投資(FX)のトレードでも重要になってくる「サンクコスト効果」という心理について見ていきたいと思います。
サンクコスト効果とは
すでに時間や費用を投資してしまっているが、回収が難しくなってしまったにも関わらず投資をやめられずに継続する判断をしてしまうこと。
理由は
ここまで費やしてきたものがあるので、ここでやめるのは「もったいない」という心理が働いてしまうからです。
この記事はこんな方におすすめ
- 損切りができない
- 損切りがもったいないと感じる
- 計画的ではないナンピンをしてしまう
サンクコスト効果がFXにもたらす影響はかなり大きなものになります。
保有ポジションをどうにかしてプラスにして決済したいと思ってしまいます。
結果として
損切りできなくなり、ナンピンをして少しでも早くプラスにもっていこうとしてしまいます。
逆行は加速してロスカットを早める結果になるだけです。
とにかく保有ポジションをプラスに生き返らそうとする心優しき初心者トレーダーは後を絶ちません。
その優しさゆえにトレードの世界を去ってしまう人も多く存在しています。
サンクコスト効果は損切りできない本質と言っても過言ではないかもしれませんね。
- 損切りに対する意識が変わる
- 日常生活での決断も今までとは変わる
- やめたくてもやめられない理由がわかる
本記事の内容はもくじよりどうぞ
損切りができない本質”サンクコスト効果”とは

損切りできないのは これが原因
冒頭でも話しましたが、サンクコスト効果とは”もったいない”という気持ちが判断を鈍らせてしまいます。
最後まで行っても採算が取れなかったり、不利な状況でも今までの投資が無駄になってしまうことを恐れて中断することに踏み出せないことを言います。
具体例を少し紹介
- スマホアプリがやめられない
- 面白くない本を最後まで読む
- 負けたままギャンブルをやめられない
- 長年勤めた会社を辞められない
上記はほんの一例ですが、あとの項目で詳しく説明していきたいと思います。
日常生活でも多数事例を上げることができますが、今回のメインとしてはFXのトレードにおいて影響してくるということです。
それは”自分ルール”を守れない・実行できない理由に大きく関わってきます。
最初に損切りラインを決めたにも関わらず、いざその地点まで到達しても”損切り”に踏み込むことができないということです。
損失を決済する行為を”もったいない”と捉えてしまっていることが大きな要因です。
サンクコスト効果を利用したビジネス
心理効果があるものに関しては、必ずビジネスチャンスが転がっているものです。
悪い言い方をすれば”ビジネス”に利用してお金を稼いでいるとも言えますね。
特に”サンクコスト効果”は初期投資の段階まで取り込むことができれば継続した収益のビジネスモデルを作ることもできてしまいます。
それでは心当たりがあるビジネスもあるかと思いますが、紹介していきたいと思います。
ポイントサービス

ポイントサービス
何回かお店に通うことによりポイントが貯まり、それを現金の代わりとして利用できるサービスです。
途中まで貯めて別のお店に変えてしまったら、今まで貯めたポイントが無駄になってしまいますよね。
「今日はあっちのお店の方が安いけど、もう少しでポイントが貯め終えるからいつものお店にしよう」
上記のように考えるわけです。

年会費システムを利用したランクアップ制度


ランクアップ制度
どういうことかというと
年会費を払いお得なシステムを利用する
継続することで、よりお得に利用できるようにランクアップされる
前よりも利用頻度は減ってしまったけど、最大ランクまで上がってもったいないからやめどきがわからない
ランクが上がることで”もったいない“という気持ちをさらに高めることに成功しています。



毎月の付録を集めることで完成する雑誌


付録を利用したビジネス
例えば
1年間雑誌を買い続けなければパーツが集まらないプラモデルがあるとします。
半年分まで頑張って購入していましたが、「もういいや」と言う気持ちにもなってしまいました。
しかし「あと半年分集めれば完成するから、最後まで買うか」という心理が働きます。
途中まで買ってしまったから、最後まで買わなければ今まで購入したものがただのガラクタになってしまいますので、最後まで購入しちゃいますよね。
少し話題は変わりますが
週刊連載のマンガ雑誌なんかも同じようなものです。
漫画の続きが気になるから買ってしまうわけで、「最後まで読みたい」という心理が働いています。
FX初心者に陥りやすくなっている


投資初心者が ハマってしまう
とにかく初心者のときはすべてのトレードで勝てると思ってしまいます。
損失が出ているポジションを手放すことが”もったいない”と思っていてなかなか損切りができない状態に陥ってしまいます。
損しているポジションを立て直そうと今度は”ナンピン”に手を出してしまいます。
“サンクコスト効果”は究極の悪循環を招くことになります。
まず損切りができない
「せっかくポジションを持っているのだからマイナスで決済するのは嫌だ」
上記の感情が素直な感想でしょう。
マイナスのポジションを決済してしまうと、目に見えて口座残高が減ることになりますので、損切りしたくない気持ちが現れるのは仕方がないことだと思います。
回収がもう困難な値にきてしまったのに、損切りができないのはトレード初心者がやることです。
初心者トレードを抜け出したい場合は、この”サンクコスト効果”を乗り越えることができなければ中級者になることはできません。
自分の弱さを理解することで損切りについて考える


そしてナンピンしてしまう
どうしても損切りをしたくないので、最初のポジションを救い出そうとして更なる追加投資を実施してしまいます。
ナンピンで上手くいくこともありますが、それは計画的なナンピンの場合がほとんどです。
感情的なナンピンの場合は、ロスカットへの道を加速させるだけであり、最善の手とは程遠いものになります。



計画的に実行すればナンピンも有効な手法です。
ナンピンは単純に投資金額を増やすということなので、ハイリスクハイリターンがより大きくなることを視野に入れなければなりません。
ナンピンについてはコチラをどうぞ


損失が出ているのにもったいない!?
客観的に見れば、損失が出ていて回収が難しくなっているのであれば早く損切りすればいいのに!と思うと思います。
しかし損切りしてしまうことがもったいないと感じるのはなぜなのでしょうか。
ハイレバ中毒になっているからです
マイナス決済をすると口座残高が減り、取引に使用できる”証拠金”も減ってしまい損切りしたときに保有していたポジションと同じロット数を持てなくなってしまいます。
そうするとマイナス分を取り戻すのに、もっと多くのpipsを稼がなければいけなくなります。
上記のことが頭によぎり”もったいない”と感じてしまうわけです。
もったいないと感じる具体例
スマホのガチャ
期間限定のアイテムが出現したときに、1回で目当てのアイテムが出る可能性は限りなく低いですよね。
そうなってくると2回・3回とガチャを回したくなっていき、気付いた時にはここまで回したのだから目当てのアイテムが出るまで回そう!と言う気持ちになってしまいます。
転職
転職を視野に入れたときに長年勤めていた会社をやめるのはもったいないと感じる場合もありますよね。
一生懸命働いて評価を上げキャリアを積み上げてきたから、躊躇してしまう状況です。
パチンコ・スロット
同じ台を打ち続けていつまでも当たりが出ない場合があったとしたら、「ここまでかけてきたんだから当たりが出るまでやるしかない!」と考えてしまいます。
まさに”サンクコスト効果”の心理を利用した典型的なビジネスと言っても過言ではありません。
面白くない本
本を買ったまでは良いけど、いざ読み始めたらあんまり面白くなかった!なんて経験あるのではないでしょうか。
その場合、せっかく買ったのだから最後まで読んでしまおうと思う人がほとんどでしょう。
断捨離
以前高価な買い物をしたが、あまり使わなかったので捨てようとしましたが、もったいなくて捨てられない現象です。
少し良い物を買ったばっかりに捨てる勇気が出なくていつまでも残ってしまいます。
遠出の買い物
休日に時間を掛けて人気のあるショップに買い物に来ました。
しかし実際にはあまり気にいる商品が見つからなかったが、せっかくここまで来たのだから何か買わなくては損だ!という思考になります。
サンクコスト効果に対策はあるのか


対策






今から話すことを考えれば、”サンクコスト効果”に惑わされることなく状況整理することができます。
第三者の意見を受け入れる
“サンクコスト効果”が発生している場合は、周りが見えなくなっていて冷静な判断ができない状態でもあります。
物事を俯瞰的にみることができていないので、明らかに引き返さなくてはいけないところにいるのに間違いに気づけずに進んでしまいます。
自分の意見を信じてしまうのは当たり前のことなのですが、時には第三者の意見も貴重な情報源になりますので、無下にしないで受け入れることで解決できることもあります。
FXにおいて固定概念は邪魔でしかありません


機会費用を考えるようにしてみる
機会費用とは
ある選択をしてしまったために、失われた機会のこと
機会費用を考えることで、本当にその選択が正しかったのか・有益なのかの判断を冷静にできるようになります。
取り返すことが困難になってしまった投資をどうやったら取り返せるのかではなく、どうすれば被害を最小限に抑えることができるのかという思考が必要になってきます。
“損切り”ができなくてロスカットされてしまい資金が底をついた状態になるよりは、”損切り”を実行して次の機会を作ることでチャンスがまだ残ります。
ロスカットされることにより、次回のチャンス(機会)を完全に失うことになります。
それは冷静な判断ができなかったことが招いた自分のミスだということを理解しましょう。
今に目を向ける
過去にとらわれ過ぎてしまうと”サンクコスト効果”から抜け出すことはできません。
絶対を信じて投資を行ってきたことはわかりますが、状況が一変することもあります。
そこで過去の「投資がもったいないから」と考えていても更なる被害が広がるだけですので、今どうすれば最善なのかを常に考えましょう。
過去なにがあったかは一旦忘れて、「過去は過去」と割り切り未来に目を向けることが大切です。
まとめ:過去ではなく未来に目を向ける
“サンクコスト効果”は人間の心理ですので、改善することは難しいことだと思います。
しかしそのような心理状態に陥ってしまうことを、知っているかと知らないかでは大きな差が生まれます。
この記事を読んでくださった方は、きっとサンクコスト効果に出くわしたときに未来にとって有益な判断をできるはずです。
FXトレードにおいても今よりも”損切り”の大切さを理解できていると思いますので、初心者トレードから抜け出せる日も近いかと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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