こんにちはリュースケです
今回はポジションを持っていない時でもチャートを確認する重要性について書きました。
ポジションを保有しているときはチャートとにらめっこしていますが、損切りした瞬間からチャートを見るのをやめてませんか?
それとも損失を取り戻そうとすぐにエントリーしてしまい、逆に損失を膨らます結果になっていませんか?

この記事はこんな方におすすめ
- 損切り後すぐにチャートを見るのをやめてしまう
- ポジション保有時しかチャートを見ていない
- エントリーから利確までのシナリオができていない
ポジションを持っているときは、言わずもがなチャートや相場を見ていると思いますが、ポジションを持っていないときこそやれるべきことがたくさんあります。
今後の予想をしてシナリオ(計画)を立てることができます。
具体的には利確・損切りポイントの明確化やエントリータイミングを吟味することです。
ポジションを保有していない場合、相場を俯瞰的に見やすくなりますので今後の戦略を練るには絶好の機会であると言えます。
- ポジションを保有していない時の重要さがわかる
- ポジションを保有していない時に何をすべきかがわかる
- 損切り後に誤った行動をしないで損失を膨らませずに済む
本記事の内容はもくじよりどうぞ
エントリーするまでが勝負
エントリーする前にあらゆるシナリオを想定しておかなければなりません。
そしてどんな値動きをしようがあとは想定通りに実行するまでです。
ポジションを持った途端に忙しくチャートを凝視してしまいがちですが、そんなことする必要はまったくありません。
1番忙しいのはエントリーするまでの準備期間のみです。
ポジションを持った時点で勝負は決まっている
エントリーしてポジションを保有した段階で先のシナリオが出来上がっているのであれば、利益/損失は関係なしに勝負には勝っています。
シナリオを完成させるにはポジションを持つ前に万全の準備をする必要があります。
準備には現行チャートを分析してこの先起こり得るファンダメンタルに関わる経済指標まですべて把握しておかなければなりません。
さらに突発的なニュースがあり相場が急変しても良いように出口は用意しておかなければなりません。
ここで言う”出口”とは損切りラインを決めておくということです。
損切り/利確ラインは定めておく
損切り/利確ラインというのは出口になりますので、設定しておかなければシナリオは完成しません。
意外にエントリー前に損切り/利確ラインを決めていることは少ないのではないでしょうか。
損切りラインを守る際に重要なこと
最初に決めた”損切りライン”を広げることはしてはいけません。
逆に相場状況を見て予定よりも早めの損切りを行うことは、問題ありません。
理由として損切りラインまでたどり着くまでに様々な展開があると思います。
「もう少し様子を見てみよう」と考えることもあると思いますので、最初に決めたラインは絶対に守る意思を持ちましょう。
利確ラインは損切りラインとは逆で相場状況に応じてどんどん伸ばしていきましょう。
“利確ライン=目安”くらいの気持ちで大丈夫です。
利確ラインまで到達したら”旧利確ライン”を”新損切りライン”に変えてしまえば最初に決めた利確ラインを守りつつ利益を伸ばすことができます。
週末の戦略が大事
ご存じの通り土日はFX相場が休みでトレードができません。

トレードができないからと言って、ただ何もせず月曜日を待つだけでは勝てるようにはなりません。
週末の休場のときにはやるべきことがたくさんあります。
最低限やらなければいけないこと
- 前週トレード結果の振り返り
- 翌週に向けたトレード戦略
最低限上記2つは行うようにしましょう。
週末を生かせているか生かせていないかでトレード結果に大きく関わってくるのは言うまでもありません。
相場と向き合ったら向き合った分だけ結果として帰ってくるはずです。
週末にポジションを持ち越さない
取引窓口がどこも開いていない場合は、ポジションを売買できなくなってしまいます。


ポジションを持っていた場合、逆方向に値が動いてしまうと大きな損失を抱えゼロカットシステムを採用していない日本の証券会社なんかはマイナス残高になる可能性があります。
ロスカットされないまでも損失を抱える可能性がありますので、週末へのポジション持ち込みはおすすめしません。
大きな国同士の動きがあった場合、ポジションを決済することもできずにもやもやしてもどかしい気持ちになりますよ。
それにポジションを保有してしまっていると翌週の戦略が立てづらくなります。
月曜の朝に大きな値動き(窓開け)があった状態でスタートした場合には、いきなり戦略が崩れる可能性があります。
想定外を想定内に
想定外の値動きや経済ニュースの発表は必ず起きますので、どんな方向に値が進行しようが想定しておくことが望ましいです。
チャートだけ見ていたりすると”チャートパターン”などに捉われてしまい、急な値動きにも対応できなくなってしまいます。
「予想外の突発的な値動きだからすぐ戻ってきて、元の値に戻るだろう」
上記のように考えがちですが、希望的観測が入っていると大抵は戻ってくることはありません。
週末の戦略でしっかりと損切りラインを見極めて、最初に決めたラインを守らなければ戦略とは言えません。
想定外の出来事を想定内にできるくらい週末には相場検証すれば間違いなく翌週のトレードに違いが出てくるはずです。
傍観することの大切さを知る
常にポジションを持ってしまう”ポジポジ病”というものがあるくらい何もしないことは難しいことです。
逆に相場/チャートを傍観できるようになれれば、初心者から脱出することができるかもしれません。
エントリーしないことが難しい理由について

ポジポジ病について

損をしてないと安堵するだけではない
ポジションを持っていない状態で本来エントリーを考えていた方向とは逆に値が進んだ場合に「よかったー」と安堵するかと思います。
しかし安心して終わってしまっては何の収穫もありません。
- なぜエントリーを考えたのか
- なぜその方向に値が進んだのか
- 何が影響していたのか
上記を考えることによりエントリーせずとも検証を実施することができます。
安心する気持ちはわかりますが、次につながる行動をどんどんしていきましょう。
チャンスを逃してはいけない
エントリーをせずに”待てること”はとても大切なことです。
しかしポジションを持たないことには、利益を出すことも損失を抱えることもできません。
待つことに慣れてしまい、ここぞという場面で躊躇すると利益を伸ばすことが難しくなってしまいます。
待つことと同時にチャンスを逃さない勢いもなくしてはいけません。
損切りした後こそチャートを見よう
損切りしたあとは投げやりな気持ちになったり、すぐにエントリーをして損失を取り戻そうとしてしまいます。

損切りした後が1番相場と向き合わなければいけない時間だと思っています。
“損切り=負け”のイメージが付いているとなかなか難しいかもしれませんが、負けを負のイメージと捉えずに検証できる強さが大切です。
気持ちの切り替えが大変ですが、損切りはトレードをしている以上必ずしなければいけないことなので慣れていきましょう。
損失を取り戻そうと焦るのは絶対にダメ
基本的にFXで焦ることは良いことが起こらないことが多いです。
そして初心者がやってしまう行動の代表例でもあります。
損失をすぐに取り戻したい気持ちが出るのは当たり前ですので、そこをグッと抑えてチャンスを窺いましょう。
チャートを見続けるには”筋トレ”のようなもの
ポジションも保有していないのにチャートを見続けるのは、苦痛だったりしますよね。
しかしチャートを見続けることで、従来のチャートパターン以外の動きや直近のプライスアクションを把握することができます。
ダマシなどのイレギュラーな動きの対策もできたりします。
チャートを見続けるには多少の根気は必要になってきますが、コツコツと力が付いてきますのでトレード力向上には必須になります。
ポジションを保有しているかのような感覚で行えばより効果が得られると思います。
チャートパターンについて

基本以外の値動きを予想する
相場は生き物ですので、予想通りの値動きをすることはまずないと思っていた方が良いです。
基本のチャートパターンやプライスアクションは頭に入れておくべきですが、それ以外の動きが起こった場合にどのような対処が必要なのかを用意しておくことが重要です。
ただチャートを見て予想するのではなく、基本以外のパターンを予想することに重点をおくべきだと思います。
基本は所詮基本なので大衆心理と変わらないものです。
FXでは誰かが勝っているとき誰かは負けていますので、大衆と同じ行動をしていても勝てるようにはなりません。
まとめ:つまらない作業も必要です
ポジションも持っていないのにチャートを見続けるなんて地獄かよ!と思うかもしれませんが、トレードで勝つためには必須作業になります。
口座資金が上下するだけが投資(FX)ではありません。
何事も練習なしで上手くいかないようにFXでも同じことが言えます。
地味な作業もコツコツ行えることで自力のトレード力を上げていくことができます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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