【プロスペクト理論】事前に損切りラインを決めてルールもあるのに実行できない理由

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【プロスペクト理論】

こんにちはリュースケです

今回は「損切りラインを決めているのになぜ損切りできないのだろうか」という初心者が全員思っている疑問を解決していきたいと思います。

全体的な流れとして

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1
損切りできない理由

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2
損切りできない感情的根拠

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3
損切りできない科学的根拠

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4
損切りするためには

上記の流れで見ていけば損切りに対する意識を変えていくことができます。

最終的には損切りするためには、できない理由を理解してから「損切りルール」を実行しなければ成功率は大幅に下がってしまうでしょう。

 

この記事はこんな方におすすめ

  • 損切りできない本質を知りたい
  • 損切りルールを守れない理由を知りたい
  • 損切りできるようになりたい

 

FXの本質として”相場に生き残りトレードをし続けること“ということがありますが、損切りができなければ到底成り立つものではありません。

なぜプロトレーダーや専業トレーダーが勝ち続けられるのかというと、損切りルール含めあらゆるトレードルールを守り抜くことができるマインドを持っているからです。

損切りルールは決めれば良いというわけではありません。

どんなに素晴らしい損切りラインを定めていても実行するだけのメンタルがなければ宝の持ち腐れになってしまいます。

まずは焦らずメンタル面の土台をしっかりと固めてトレードを開始できるように準備していきましょう。

 

最後まで読むとどうなるか

  • 損切りできる思考が身に付く
  • メンタル面の重要性に気付ける
  • 現在使用している損切りルールが正しいのかわかる

 

本記事の内容はもくじよりどうぞ

目次

損切りルールを決めても守れない理由

損切りルールを 守れない理由

 

結論ですが、人間の本能は損切りと言う行為を行うには難しい性質を持ってしまっています。

FXの世界では9割の人が負けていると言われています。

残り1割に入り込むには、9割の人が考えている逆を考える必要があります。

人間はリスクをとらずに、安全なほうを優先する習性がありますので、9割の人が正解と思っているならそっちが正解と思い込んでしまいますよね。

FXはゼロサムゲームと呼ばれ、誰かが勝っているときは誰かが負けていてその合計額が等しくなるという現象です。

そんななか1割の人が9割の負け分を勝ち分として持っていってしまうのに、同じことをしていても勝てませんよね。

 

感情が入り過ぎてしまう

 

FXでは感情は必要ないとは言われますが、我々は人間ですので感情を0にすることはできません。

何よりも人間性を犠牲にしているようで私はあまり好きではありません。

こんなこと言うと炎上してしまいそうですが、炎上するほど閲覧している人がいないので言わせてもらいます。

機会的なトレードで利益を出せることはもちろん素晴らしいとは思いますが、人の感情を利用した心理トレードこそFXの神髄だと私は思います。

 

しかし人の感情というものは厄介なもので、普段感情にあまり起伏がない人でもお金が絡んでくるとメンタルに大きな影響を与えられてしまいます。

トレードにできるだけ感情を入れない為にも、自分ルールをしっかりと作成して守り抜くメンタル力を強化していくことが大切になっていきます。

“自分ルール”についてはこちらをどうぞ

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欲も影響してくる

 

  • 少しでもマイナスを減らしたい
  • 少しでも利益が出るとこで決済したい
  • 損切りしたあとの反転が怖い

「どうせポジションを持つのだから”利益”を最大限に出したい」

「損切りしたいけど”損失”を最小限にしたい」

上記のようなことを思うのは当たり前ですよね。

ただFXというものはどこかで折り合いをつけなければ、絶対に損をしてしまう結果になります。

100%の成功率はあり得ないのです。

どんな凄腕トレーダーでも予想とは逆にいってしまうマイナスポジションを持ってしまうことがあります。

そんな時いかに最適なタイミングで欲を切り捨て”損切り”が行えるのかが重要になっていきます。

 

難しいルールになってしまっている

 

“損切りルール”や”損切りライン”を決めているとは思いますが、実際に行動できなければ何の意味もありません。

損切りできない最大の原因は自分で作ったルールにも関わらず、損切りが実行できないことにあります。

良くないルール例

  • 損切りラインが毎回バラバラ
  • 余剰資金に対してリスク管理が適正ではない
  • トレードスタイルに対して損切りラインが浅すぎる
  • 連敗を止める術がない
  • 複雑すぎて機能できていない
  • etc…
リュースケ
経験上トレードはシンプルに完結できなければ、疲れてしまうし継続ができなくなってしまいます!

特に初心者の場合はいくつもトレードルールを作っても、どれも中途半端になってしまい最悪の結果を招きます。

 

利益よりも損失の感情が上回る

得るよりも失う感情の方が強い

 

記の図のように1万円を獲得したときよりも、1万円を失ったときの悲しみのほうが約2.5倍大きいということがわかっています。

それは失う前の気持ちにも大きな影響を与えることになります。

“損切り”=”失う”ということですので、失いたくない気持ちが強くなり損切りを躊躇させてしまいます。

損切りする前ならまだポジションを保有していて元の値まで戻ってくれれば、損失を取り戻すことができるという謎の思考になってしまいます。

 

まずは自己否定できるようになる

自己否定する

 

損失を出したくないという気持ちは誰にでもあるものです。

しかしマイナスポジションを決済(損切り)しなければいけない状況が訪れることも誰にでもあります。

そんなときは自分のエントリーしたときの判断を否定しなければいけません。

エントリーするまでいろいろな検証などをして、エントリー当初は確実な根拠をもっていたと思いますので、それを覆さないといけないのはかなり心苦しいことですよね。

ただその渾身のエントリーポジションを間違いだったと認めなければ、損切りに未練が残り実行することができません。

エントリーした瞬間に自分に疑いをかけることで、損切りの意識を強くすることができますのでおすすめです。

 

信頼や愛着は必要ない

 

ポジションに求めてはいけないことがあります。

ポジションに対して思ってはいけないこと

  • 信頼すること
  • 執着すること
  • こだわりすぎること

上記3つが強すぎてしまうと”損切り”するときに一瞬でも躊躇してしまう原因になります。

ポジションに対して感情移入してしまう人は少ないかもしれませんが、こだわりすぎるとトレードに悪い影響が出てきてしまいます。

ポジションに対する思考

エントリーするまでにすべてを考え終えましょう。

  • 損切り・利確のタイミング
  • ロット数
  • 値動き予想
  • etc…

エントリーするまでは全力で思考して、ポジションを持ってからは機械的にルールに従いトレードを行いましょう。

 

プロスペクト理論は避けることができない

損切りできないトレード

損切りできないトレード②

 

FXでいう”プロスペクト理論”は上記の図のようなことです。

プロスペクト理論とは

  • 利益は早く確定させようとする
  • 損失は先延ばしにしてしまう

プロスペクト理論は”コツコツドカン”の根底にある思考です。

 

先延ばしにすることで傷口を広げているだけ

 

先延ばしにしてしまうことは上記の「プロスペクト理論」でわかっていただけたと思います。

損切りができないことに結び付けると、結局「コツコツドカン現象」になってしまいます。

コツコツドカーン

リュースケ
日常生活でもやらなきゃいけないことを後回しにしてしまうことってありますよね。

会社などで

「あっ!後でやろうと思って忘れてた!期限が今日までだ!どうしよう!」

なんてことが1度くらい経験があるのではないでしょうか。

“損切り”も”日常生活”でも後回しをするとろくなことになりませんので、注意しましょう。

 

その損切りが最適かは誰にもわからない

 

もし損切りしたあとに急に反転してプラスになり得る動きをしたらどうしよう!と必ず思うとは思いますが、未来のことは誰にもわかりません。

「大地震が起きるのはいつですか?」

と聞いているようなものなので、誰にも答えはわかりません。

答えはわかりませんが、予想することはできます。

予想の精度を上げるために、検証をして自信を持てるトレードをできるようになりましょう。

 

損切りはむしろプラス行為

損切り=悪ではない

 

損切りできない人は、損切りをマイナスのイメージとして捉えすぎているのです。

私が損切りできない時に1番思っていたことは、「このまま損切りしてしまったら余剰資金が減ってしまいトレードできるロット数が減ってしまうから負け金額を取り戻すことができないんじゃないか。」

というアホみたいな考えです。

リュースケ
はい。ハイレバ中毒でした。

おそらくそんなこと考えている時点で”ロスカット”は時間の問題です。

損切りできたことにより、次のトレードにまたつなげることができたと思えなければ”ロスカット地獄”からは抜け出すことはできません。

損切りができるだけで中級者のレベルになっていると言っても過言ではありませんので、「まずは損切り!!」そのくらい大事です。

トレードは

損切り=大成功

くらいの気持ちで挑みましょう。

もちろん利益を上げることが目的なことは変わりませんが、目的を達成するための過程でかなり重要な部分ですので少し大げさに捉えていても問題ないでしょう。

 

まとめ:イメージ改善しましょう

損切りのイメージが マイナス過ぎる件

 

まずは損切りに対してのマイナスイメージを払拭することが大切です。

プロスペクト理論を理解していただいてるかと思いますので、人間はいかに失う悲しみが大きいかがわかるかと思います。

どうしても失いたくない感情が上回ってしまい、損切り行為にブレーキをかけてしまいます。

損切りを行うためには、損切りに対するイメージ改善が1番の近道だと言えます。

  • 1分後
  • 10分後
  • 1時間後

相場がどう動いているかなんて誰にもわかりません。

正解率を上げることはできますが、100%正解できる人はこの先”AI”でも無理でしょう。

誰でも間違えてしまうということを頭に入れてトレードすることで、間違えたあとの対処法に目を向けることができます。

重要なのは損切りするべきタイミングになったときに、即座に損”切り脳”へと切り替えることができるかどうかが大切になってきます。

損切りのうまさがトレードの良し悪しを判断すると言ってもいいほどです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

【プロスペクト理論】

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